為末大さん著書 諦める力

[本]為末大さんの著書『諦める力〜勝てないのは努力が足りないだけじゃない〜』

この本が出版された時から、これはわたしの人生の『座右の書』になると思っていました。
やっと手元に。

やはり、言葉ひとつひとつに共感できる、自分のための本でした。

『諦める力〜勝てないのは努力が足りないからじゃない〜』為末大著

為末大さん著書 諦める力

わたしは、この本で言う”諦める力”のない人間でした。
若く身軽で活力にあふれていた時期に客観的に自分を見つめることができず、するべき選択をすることができませんでした。

周りからの自分への評価が高すぎる場合、裏切ってはいけないと冒険ができなくなり、
周りからの自分への評価が低すぎる場合、どうせ自分なんて誰からも必要とされていないとヤケを起こしてしまう。
わたしはこのどちらをも経験し、一体自分は誰の思い描く自分になればいいのかわからなくなっていました。

そもそも、誰かが思い描く自分になんてならなくてよかった&なれるはずもなかったのですが。

結婚したり子供を持ったりすることが、自分の人生を狭めることばかりではない

子供を授かり、やっと自分のまっさらな命のまま存在していい場所ができたと感じました。
自分が楽しいと思うものを選ぶことに、罪悪感を感じなくなりました。
今自分が、様々なことに心から熱中し、人のために・社会のために働けるのは、母親になったからです。

本棚

気力が尽きるまで探求し続けたい。
いくつになっても新しい発見は素晴らしくワクワクさせてくれます。

これはわたし個人の想いなのですが…人にはいくつであっても、平等に学ぶ機会を与えられるべきではとよく思います。
広い世界を知ることは自分の存在を客観的に捉える機会にもなります。

自分だけでなく、学ぶ喜びをいろんな人にもっともっと味わってほしい。

自分の小さな活動が、今後どこかでこの想いに繋がっていったらなぁと思いつつ、日々仕事をしていきたいなとつくづく思います。
諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉