先日の記事の続きです。
起業したらチラシを配布したりウェブサイトを作ったりSNSを始めたりするものだよね、とお考えのことと思います。
ではそもそもなぜ「販促ツール」が必要なのでしょうか。
”販売促進ツール(販促ツール)”とは?
POP、試供品(サンプル)、製品紹介ポスターやチラシ、会社案内、製品カタログ、料金表、提案書、webサイト、メールマガジンなど、製品やサービスにあった様々なツール
ミツエーリンクス マーケティング用語集 販促ツール – https://www.mitsue.co.jp/case/glossary/m_102.html
販売促進ツール制作は、自分に何ができるか知らせる事業の第一歩
さぁ営業活動をしなければ、と、いざ自分の仕事を人に宣伝する時、少し恥ずかしいようなおこがましいような気持ちになる方もいることでしょう。
「宣伝=興味ない人への無理強い」になりはしないか・・・
無作為に・誰にでも・しつこい宣伝は敬遠されます。
しかし、ターゲティングやブランディングをきちんと考えることで自分のできるレベルのサービスでじゅうぶん役に立てる”自分のお客様”に事業内容を伝えることにより、手当たり次第の宣伝を防ぐことができます。
特に同業他社が多い業種の方、どんなことをやっているかわかりにくい事業の方は、積極的にチラシやウェブサイト・SNSなどを利用し販促活動を行いましょう。
どうせ作るからには成果を出したい、そのための「差別化」
上記のように現代は情報が多すぎるため、お客様は目に入ったチラシなどの販促ツールを一瞬で自分に必要か必要でないか判断します。
そして、大抵の場合破棄されます。
残念ながら自分に興味がない「宣伝広告(印刷物でもweb上でも)」は、嫌悪感さえ抱かせてしまいます。
ではどのようにしたら、お客様は宣伝広告を「自分に役にたつかも」と思ってくださるのでしょうか。
ブランディング(差別化)とは?
そこで、まず行うべきなのが「自分の事業を客観的に差別化(ブランディング)すること」だと考えます。
ところで、「ブランディング」とは一体どのようなことを指すのでしょうか。
「ブランド」は、自分の家畜を他の家畜と区別するために、家畜に焼印をしたことから生まれたと言われています。そこから、「ブランディング」=自分のサービスや商品を、他のサービスや商品と区別してもらう目的の戦略を指します。
ブランディングが必要な理由を、わたしは「一貫性のある期待・イメージを周知させるため」と定義しました。
大切なことは、自分のサービス・商品が「誰のための、どんな強みのある、期待に応えてくれる」ものなのかがわかることです。
「別にターゲットを絞らなくてもいいかな」「どんな人でも興味を持って欲しいな」とおっしゃる方が多いのですが、そんな時はお客様の立場に立ってぜひ考えてみてください。
世の中に溢れる同業他商品・サービス。何を基準に選んだらいいかわからない💦
「自分の悩みを一番適切な方法で・適切な金額で・早く・解消してくれる」のはどのサービス・商品だろう…
と思っているのではないでしょうか?
自分の商品が悩みの解決に「一番適切」であることを伝えるために、「一貫したターゲット層」=「同じ悩みを抱えるお客様」に響く販促物を作る必要があると言うわけです。
続きは「差別化(ブランディング)で伝わるチラシ作り(3)」へ
役に立った本
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)