差別化(ブランディング)で伝わるチラシ作り(1)

差別化(ブランディング)で伝わるチラシ作り

近ごろロゴ・チラシ・webサイトなど自分で簡単に制作できるツールが増えていますね。
しかしなんとなく作ってみたけど効果が今ひとつ・・・という話も多々耳にします。

昨年、お世話になっている「一般社団法人ハーサイズ」さん主催の「《チラシ・名刺・パンフレット》販売促進ツールでブランディング」講座で、お話をさせていただきました。
チラシ・名刺・パンフレット 販売促進ツールでブランディング 表紙
(資料の公開を快諾してくださり、本当にありがとうございます。)

また以前、下記のようなチラシ制作初心者様向けの記事を書かせていただきました。

今回はハーサイズさんの講座で使用した資料を元に、「わかりやすいチラシ」からさらに一歩進んだ「知って欲しい人に、わかりやすいチラシ」作りを考えてみたいと思います。
また前提として、制作主はどんな分野で事業を展開していきたいかをすでに決めていることとします。

全ての軸になる「わたしは将来どうなりたい?」

ご依頼いただいたのがどんなに小さな制作物でも、できる限り聞くようにしているのが「将来この仕事を続けてどんな存在になっていたいとお考えですか?」ということ。わたしは、全ての販促ツールをその軸(ミッション、ビジョン)からブレないよう作るべきだと考えています。

自分で作るときも人に依頼するときも、できる限り文字にして「働く目的(ミッション、ビジョン)」を伝えてみてください。

ちなみにわたしの場合は「事業主さんが、自分の活動を好きに、自分の仕事を誇りに思えるデザインを考えること」です。
ビジョンは身の丈に合っていない妄想であるくらいがちょうどいいのです(笑)

役に立った本

一番自分の能力が活かせて、役に立てるフィールドを見つける

働く目的(ミッション、ビジョン)はハッキリしたら、自分がその中でも何が得意で誰に一番役に立てるかを「自分自身」が知ることが大切です。
わたし自身もここ数年でこれらの大切さが身にしみています。

個人的に一番役に立ったのがSWOT分析でした。
マーケティングはまだまだ奥が深すぎるのでデザイナーとしてできる範囲のことなのですが、ご依頼いただいた方の「現状把握表」を作るようにしています。

簡単なSWOT分析のサンプル画像
ご依頼者様と、何が得意で何が苦手かを共有する

上表は、パン屋さんの販促ツール制作を依頼されたと仮定して制作した「現状把握表(簡易SWOT分析)」です。
ごく簡単に言うと、

  • 強み・・・自分(自分の店舗)の経験、特技、秀でていること
  • 弱み・・・自分(自分の店舗)の足りないところ、まだ成長できるところ、やりたくないこと
  • 機会・・・世間で起こっている、ポジティブな流行や時代の流れ
  • 機会・・・世間で起こっている、ネガティブな流行や時代の流れ

の、4つの部屋を埋めてそれぞれの特徴を掛け合わせ、どんな事業展開や販促行動の可能性があるかを書き出していきます。

現状把握をする目的は、「自分が与えたいもの」ではなく「今の自分が誰の役に立てるか」をきちんと把握することです。
自分の立ち位置を正確に把握するためには、頭の中で考えるのでなく文字情報として目から入れる、第三者に見てもらう、この2点が必要だと思います。

自分で自分の強みがわからない時は、お客様がふと口にする自分に対する感想がヒントになることがあります。
それも、自分で解釈した言葉ではなくお客様が口にした単語そのままを引用してみてください。
ご依頼者様の事業がお店の場合は、第三者の立場として食べログやGoogleの口コミを参考にすることもあります。ご依頼者様本人が見るにはパンドラの箱となり得る口コミサイトですが、第三者のわたしから見ると大切な意見かどうかがある程度判断することができます。

もしご自身で辛辣な意見の口コミを見てしまった場合は「この方は自分のお客様ではなかったんだな」と、スルーしましょう。
ポジティブな意見だけ、大切に受け取りましょう。
そのあと第三者に見てもらい、建設的な指摘だけ謙虚に受け入れればよいと思います。

役に立った本と講座

Udemy – 〜デザイナーの頭の中、大公開〜 企画を「1枚の紙」で、伝えきる。

大切なことは、デザイナーとご依頼者様はパートナーである

わたしはデザイナーとしてご依頼者さんの事業を成功させたい!もっと良くしたい!と心から思っていますが、一人で仕事をしている以上知識も技量も時間も足りません。なので必然的にご依頼者さんは同僚であり仕事のパートナーだと思っています。

「全部お任せします」は、最善の結果を出すことができません。
できたとしても、それはご依頼者さんの事業ではなく、わたし好みの事業になってしまいます。

「自分の頭の中でわかってる」も他人のわたしには最善の結果を出すことができません。
ぜひ、一緒に書き出しながら考えましょう!

続きは「差別化(ブランディング)で伝わるチラシ作り(2)」

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