先日静岡市にある「水曜文庫」さんで開催された「編集教室[入門編]」に参加しました。
現役編集者さんの話を聞いて今一度感じた、自分のミッション
講師の古屋 淳二さん曰く、
編集とは、すでにある物をよりよい別の形にして誰かに届けること
なのだそう。
フリーランスや個人でデザイナーをやっていこうとすると、実は編集者である時間がもっとも多いのではと気がつきました。
そうでありたいと思う最終形態は、編集者だったのかも。
自分の作ったものやサービスがデザインによって引き立てられたら、誇らしい気持ちになってもらえるのではないか。
わたしが、「作るものはかっこよくておしゃれでありたい」と思う理由は、クライアントさんに自分の仕事を楽しんでもらいたい、誇りに思ってもらいたいという想いがあるから。
自分が未熟で悔しい思いや歯がゆい思いはたくさんするけれど、自分にミッションを課すと目標が明確になり迷いも減ります。
さらに、デザイナーとしてクライアントさんの企画会議やアイデア出しから携わることの大切さも痛感しました。
売れるまでの道筋を設計するのがデザイナーなんだなと。
ミッションについて考えるきっかけをくれた記事
実は今回の講座に参加する前に、ミッションとは・・・と考える機会がありました。
とある記事がたいへん興味深く、何度も読みました。
(cakesの記事は登録前までしか読んでいません・・・;)
記事で初めて、長野県の山の上に建つ「パンと日用品の店 わざわざ」さんを知りました。
そのミッションを掲げた自分自身が、実はまさにペルソナという事もあるのかも
cakesの記事で、わざわざの平田さんが
ものが欲しい人を探して売るやり方はこれから衰退してくだろう。
と触れていました。
わざわざさんはサイトで、明確に「こういう店でありたい」を表明しています。ミッションです。
そのミッションに賛同する人に支持される。
山の上に登ってでも訪れたいコアなファンができる。
そんな道筋がすでに確立しているように思いました。
わたしもわざわざさんのミッションに惹かれた一人であり、考えをまわりに伝えることの大切さを感じました。
(だからこの記事を書きました。)
わざわざさんはペルソナは設定しないとおっしゃっていましたが、あえてペルソナを考えてみると(マーケティングについてはにわか知識しか無くお恥ずかしいのですが)平田さんご自身がペルソナそのものでは、と感じます。
これからの売り方を「ミッション重視」とした場合、一部のお客様から「客の要望を聞いてくれない」とか「自分のこだわりが強すぎ」など、悪い感情を持たれる可能性もあり・・・。
しかし、自分=ペルソナの場合、自分のこだわりを捨てたら芯のない曖昧な仕事になってしまう・・・。この場合は、苦しくともつらぬくことが大事なんだろうと思います。
では自分はどう言うスタンスでクライアント様と接していこうか?
自分がお客様にご提案するときは、ミッションは初めに明確に設定しておき、販促方法を考えるときにペルソナやカスタマージャーニーマップを一緒に考えてみようかな、と今は思っています。